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障害者雇用安定助成金(障害者職場定着支援コース)

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障害者雇用に助成金があることは結構知られているようにもなったかと思うのですが、雇用することよりも、雇用“し続ける”ことの方が難しいのです。この助成金はそのためのものです。

障害者の方のための仕事をやりやすくする、あるいは周囲の理解を得られるようにする、というのは障害者雇用のみならず、健常者にとってもその企業に長く働き続けるための車の両輪です。この助成金にはそのためのコースがいろいろあります。

大きく分けて、労働時間の延長など時間関係、他のヒトの助けを借りる、理解する、というメニューがあります。本書ではそれらについて、どれほどのことをすればいいのか、どのくらいの援助があるのか、分かりやすく知っていただくことに重点を置いて記しています。
# by sinrousya | 2020-09-23 06:00 | 2020年度 助成金紹介

働き方改革推進支援助成金  勤務間インターバルコース_b0170650_06380445.jpg

昨年度“一世を風靡した”助成金です。働き方改革の本丸となる時短をやるには分かりやすい制度で、企業にとってできないことではないと判断されることが多かったためです。当局も説明会まで開いて啓発に努めた甲斐があったのです。

ただその実務の基本的構造は、専門家を含めて一般には理解されていなく、申請の過程で、要件の誤解や意識のない不正を生むことになりました。それについて地方の当局が注意を促したこともあり、また、助成金の「売り切れ」が早まったりまた伸びたり、急に窓口が厳しくなったりしたことがありました。

当局の働き方改革の方針に合致した助成金であり、今年度も引き続き緩和も厳格化もされず存置されたように見えます。ただ今回は実務レベルで上記のような注意を促す変化があり、その対策に力を入れて記しました。

# by sinrousya | 2020-09-23 05:00 | 2020年度 助成金紹介

働き方改革推進支援助成金  テレワーク・コース

働き方改革推進支援助成金  テレワーク・コース_b0170650_19283579.jpg

令和2年8月でもう終わってしまった助成金ですが、書籍で今後も来年度も重要な助成金なので、載せてあります。それだけ需要があったのですね。「本家」のテレワークコースも、コロナ対策のテレワークコースも、また東京都の緊急対策テレワークの助成金も受付終わりました。事後でもいいので、計画を出せば受けられるのですから、そりゃ殺到します。

テレワークは機械機器もさることながら、セキュリティにおカネがかかるのです。

中小企業ではテレワークが流行っていないという統計もありますが、今までやらなくてもそれほど困らなかったものが、コロナ・ショックでもう物理的に、社員を守るためにやらなければ持たないというところまで行って、整えざるを得ないことになったのです。

本書では基本に忠実に手順を記し、どういうものが助成金の対象になるかくみ取っていただけるよう努力しました。

# by sinrousya | 2020-09-22 06:00 | 2020年度 助成金紹介

働き方改革推進支援助成金  労働時間短縮・年休促進支援コース
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かつてあった「時間外労働等改善助成金」の「時間外労働上限設定コース」「職場意識改善コース」を併合したような助成金。設備投資や社労士に払った経費の何分の1かを支給する形態は変わらないものの、名前がガラリと変わりました。別々の助成金でやっていた時短と年休両方を一度にやって、働き方改革の実を一気に上げようという意図でしょうか。最高限度額が相当上がりました。

こういう助成金で一気に働き方改革の成果を上げようというさなかのコロナ・ショックでした。令和元年秋から冬に終わった「職場意識改善コース」が3月以来、5月から7月に至るまで「テレワークコース」とともに、ハードルと支給率が下がって急に復活しました。この5月ごろには、令和元年に終わった助成金が復活した助成金、令和2年度の助成金が並立しるという前代未聞の事態になりました。名称に多少混錬はありましたが、今年度は以下のような陣容に落ち着いています。

働き方改革推進支援助成金 : 設備投資や規程整備による時短・有給・休暇取得等のための助成金です。 
・労働時間短縮・年休促進支援コース : 残業削減・有給促進の実現のための助成金です。 
・テレワーク・コース : ワーク・ライフ・バランスのためのテレワーク導入助成金です。 
・勤務間インターバル導入コース : 退勤⇒出勤の間のインターバルの助成金です。 
・新型コロナウイルス感染症対策のためのテレワークコース : コロナ対策のテレワーク導入助成です。 
・職場意識改善特例コース : コロナウイルス感染症対策の休暇付与のための助成金です。

このうち9月末現在では  2つのテレワーク・コースと職場意識改善特例コースが終わっており、残りは2つになりましたが、コロナ・ショックと働き方改革が重なっていたことがよくわかる現象でした。時短や休暇より、テレワークの方が先に立ったという違いはありますけれど、助成金の基本的な構造と実務のやり方に違いはありません。

本書では、なるべく働き方改革のメニューをこなせばこなすほど、助成金額が上がる構造を理解していただきたく、分かりやすくまとめたつもりです。

# by sinrousya | 2020-09-22 05:00 | 2020年度 助成金紹介

両立支援等助成金(新型コロナウイルス感染症小学校休業等対応コース)
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他の両立支援等助成金(育児介護と仕事の両立の助成金)とは一線を画すものです。小学校などが休みになって子供が家にいなければならなくなり、その子を「監護」しなければならなくなった!というものです。そばにいてやらなければ、という親心の他に、育児介護とは性格の違うれっきとした法律上の義務です。

監護権とは、子どもの世話をしなければならない、というもので、主に未成年の子供を持つ保護者(親権者)が持つ権利であり、民法820条、刑法で保護された親の義務です。もしこの監護権を怠った場合、未成年の子供に対する「身体・生命・安全」を確保する責任を放棄しているものとして、保護責任者遺棄罪として処罰の対象になります。育児放棄などで話題になりますが、幼きものは1人に、もしくは彼らだけにしてはいけないのです。

そのために仕事を休んで、その分のお給料を補填する助成金ですが、新機軸があります。

・当局が直接行うのでなく、いくつかの民間会社が委託されて郵送で1か所に集めて申請事務を行う。
・今年の12月年末までならば、いつでも申請可能。

都道府県で管轄違いとか、時節柄直接足を運ぶこと全くなしに、行えるところは一歩進んだ対応です。また、休業が終わって2カ月以内とか、申請の期限がないところも雇調金のコロナ特例にちょっと似ています。

本書では書類の記載例などもさることながら、自由度・汎用性の高い書類などについても例を載せています。

# by sinrousya | 2020-09-21 06:00 | 2020年度 助成金紹介