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カテゴリ:★助成金小ばなし( 30 )

助成金小ばなし:コンテンツ

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小ばなしとは要するにエッセイです。時間の許す限りどうぞ!

2011年
☆ 助成金ハズレの例
☆ 助成金当たりの例
☆ 助成金よどこへ行く
☆ 被災しても助成金が受けられない怒り
☆ 助成金と年金法
☆ 助成金と雇用保険法
☆ 助成金と労働基準法
☆ 助成金と労働安全衛生法
☆ 不正をやるとどうなるか?
☆ 2011年度、助成金3大トピック 

2010年
☆ 助成金を受けない会社 
☆ 本書が取り扱う以外の助成金(1)
☆ 本書が取り扱う以外の助成金(2) 
☆ ジョブ・カードと助成金 
☆ 中安金がしょっちゅう改正されるワケ
☆ 改正後1ヶ月で改正! 
☆ 助成金の副産物 
☆ 「リツのイイ助成金」はあるか?

2009年
☆ 助成金の”二百三高地” 
☆ 素直にモノいう方々 
☆ 助成金受給に伴う「調査」
☆ 助成金、書類が増える現象 
☆ 助成金がなくなる理由 
☆ 助成金2つ以上受けられるか?
☆ 雇用調整助成金、書類が減った! 
☆ 助成金の正しい活用法とは? 
☆ 助成金で食えるか?食えないか? 
☆ 助成金の書類 
☆ コチョーキン(雇用調整助成金)の歴史 
☆ 助成金の申請今昔
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by sinrousya | 2011-06-16 00:30 | ★助成金小ばなし

助成金と年金法

年金法には国民年金法、厚生年金保険法があります。

雇用関係助成金は、主としてハローワークや労働局の管轄ですので、年金は関係ないような気がしますが、最近は助成金を受けるに当たって社会保険に入ることが、結構義務化されつつあるように思うのです。

助成金をやるに当たって、それと並行して健康保険組合への加入業務も行うことが多くなりました。雇用保険を取り返すのと並行して、社会保険も取り返そうという意図です。

助成金の要件厳格化の1つに「社会保険に入ること」という条項が付け加えられることも多くなるのではないでしょうか。

今後社会保険と労働保険の窓口一本化で、手続きが簡素化されるのはイイのですが、ヒトを雇って事業を拡大する上での、負担の多さで起業を行う社長さんがグッと減ってしまう、引いては日本国民総サラリーマン化を危惧します。

退潮気味の日本経済には、新しい事業を起こすヒトが、今や宝石のように貴重です。

法律では入らねばならないのです。ただ創業したばかりの会社や中小企業では社会保険の負担は重いのです。年金をもらうためのセーフティネットの高さもさることながら、起業する事業主さんがヒトを雇用することをちゅうちょするほどな保険料の高さも何とかしてほしいものです。
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by sinrousya | 2011-06-13 17:24 | ★助成金小ばなし

助成金ハズレの例

当たりもあればハズレもあります。

受給しそびれた、ということでなく、受給したけれどそれが裏目に出た、という例です。

・雇用したヒトで仲間割れした。

助成金をもらうために、新事業を興し、高給の人材を雇ったのはイイのですが、そのヒトと今までいた社員とがぶつかって、両方共倒れになり、仲間割れしたというコトがあります。ムリに会社の人事の階調を崩さないようにしましょう。

・途中でサラリーマンに戻った。

助成金をもらったのはイイモノの、半年しか持たず、半分助成金をもらったところで廃業。助成金を資金繰りに使うと、支出も多くて却って赤字になるのです。雇用に係る「ついでのプレゼント」と思うくらいがちょうど良いでしょう。

・後で要件割れが判明した。

要件を何とかクリアし、助成金をもらったものの、すべてもらったずっと後になって要件を満たしていないことが当局の調査で判明し、全額返すことになりました。要件はしっかり確かめ、余裕を持って申請しましょう。

助成金をもらった後の悲劇は、大抵おカネに目が眩んだ、ということに尽きます。おカネのためでなく、実は雇用そのもののために助成金は存在していることに注意しましょう。
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by sinrousya | 2011-06-13 06:50 | ★助成金小ばなし

助成金当たりの例

「当たりの例」とは、助成金を受けて会社がイイ方向に行った、という例です。

・社員をクビにしなくても良くなった

雇用調整助成金が一番の例でしょう。小生の周囲では、リーマン・ショック後1年で立ち直った会社が多いのです。その後大震災で再び使うことにした会社さんも、相談はありましたがそれほど深刻ではないようです。

落ちそうなときのセーフティ・ネット、さらに上がるべき時の起爆剤、という役割を果たせれば、助成金も持って瞑すべしでしょう。

・書類が整って、社員1人1人に目がいくようになった

助成金は小さい会社でも申請が可能です。しかし就業規則や労働者名簿、雇用契約書などを整える必要があるのです。

発展途上の会社では社員がとっかえひっかえという会社さんもありますが、そういう会社が「解雇すると助成金×」という決まりとも相まって、従業員との付き合い方をより強く考えるようになることになれば、いい効果です。

・社会保険の重要性、社員の福利に目がいくようになった

助成金を受けるには保険料をキッチリ払っている必要があります。助成金以外にも労災・雇用保険や健康保険の各種給付などに目が行くキッカケになります。社会保険では助成金はありませんが、社会保険料の節減から、健康保険組合への乗り換えに進むことが多いです。

年金事務所の旧政府管掌健保と比べ、健保組合は福利厚生が多いのです。健診を本気で全員に受けさせるのみならず、パートさんにも健診を受けさせて助成金をさらにもらうなど、良い連鎖が起これば言うことなしです。
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by sinrousya | 2011-06-12 21:00 | ★助成金小ばなし

助成金と雇用保険法

雇用保険は、保険料を働くヒトから徴収して、失業保険その他をまかなおうというしくみですが、雇用関係の助成金もここから出ています。

その根拠は雇用保険2事業、というものです。具体的には、

○雇用安定事業 : 助成金の補助を行ないます。労働局、ハロワでやりますが、その一部を独立行政法人雇用・能力開発機構及び独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構に行わせます。

○能力開発事業 : 能力開発事業(教育訓練や職業訓練、技能検定など)が規定されています。教育関連の助成金の出どころ。

というものです。この9月から上記の雇用・能力開発機構の廃止や、21世紀職業財団からの育児関連助成金の移管が行なわれ、機構的には相当な改正が予定されています。事業仕分けに基づくものです。

雇用保険法イハンで助成金が出ないぞ!というのはあまり聞きませんが、多くの助成金で「雇用保険被保険者に限る」という限定がなされています。雇用保険からおカネが出ているのですから当然ですが、まあ空気のようなもので、守って当然という雰囲気でしょう。
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by sinrousya | 2011-06-12 05:07 | ★助成金小ばなし

助成金よどこへ行く

雇用関連の助成金は、中小企業緊急雇用安定助成金ができるまでは、「小さい政府」の掛け声のもと、縮小一途だと言われ、いずれはなくなると言われていました。政治筋でも、財政悪化や効果が薄いというコトで、同じ意見でした。

あのリーマン・ショックまではです。

それ以来助成金が次々と新設・拡張され、ずいぶん支出がなされてきました。その反動が来ているところへ、今度は大震災です。まったく何が起こるか分からない世の中です。

しかし今後の助成金は、事業仕分けによるムダをなくすための退潮傾向は変わらないでしょう。しかし震災の影響が、特に雇用に出てくるのはこれからです。

今後は今年のトピックのように、バラマキではなく、ある程度助成金の効果が見込めるところへ集中して投資する傾向が強くなるでしょう。

おカネをもらっても、続かないところは続かないのです。既存事業はより大きな雇用を生み出し、新規事業は、少しでも続くことへのタシになるよう祈りたいところです。
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by sinrousya | 2011-06-11 22:15 | ★助成金小ばなし

助成金と労働基準法

雇用関係の助成金は、ヒトを雇用した ⇒ 助成金がもらえる、という単純な図式だけではありません。ハローワーク経由でも、その他の当局経由でも共通する要件があります。それは、

・労働基準法を守ること

です。例えば以下のようなことです。

・週40時間、1日8時間労働、休憩時間、休日付与を守ること
・残業代を払うこと
・労働契約の締結に際し、契約書を出すこと

これらのコトは、出勤簿や労働者名簿、雇用契約書などを添付書類と共に出すことと共通しています。正確な事実を記したものを出すのはいうまでもありません。

労働に関する基本中の基本のきまりだけに、当局の担当者は「労働基準法違反」には敏感です。どんな助成金もこの違反にはひとたまりもありません。違反すれば不支給になり、助成金が取り上げられ、以後受けられなくなったり、告発されたりします。

助成金がなぜあるかというと、当局の政策の推進のためです。正社員を増やしたい、失業者を減らしたい、育児休暇を安心して取れる企業を増やしたいなど、さまざまですが、その基礎には労働基準法があることを、助成金に取り組む際には銘記しましょう。
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by sinrousya | 2011-06-11 06:46 | ★助成金小ばなし

助成金と労働安全衛生法

労働安全衛生法(安衛法)

社労士ならば、だれでも知っていますが、労働基準法と並んでこの法律をクリアしないと、助成金が受けられないという事態もあります。

例えば…

中小企業基盤人材確保助成金
基盤人材1人当たり、安衛法で定められた4.8㎡が求められるので、事務所を借りる際、それ以上の面積が必要。トイレなど共用部分は除きます。

雇用調整助成金の教育訓練
安衛法で義務付けられた教育、例えば「危険有害業務の教育」などは助成金の対象にならない。

前者は業務に1人あたり、最低限必要な事務所の面積、後者は助成金が出なくても行わなくてはならない教育です。これらの最低限の労働環境を守って、なおかつ他の要件をクリアして初めて助成金が出る、という認識が必要です。
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by sinrousya | 2011-06-10 08:02 | ★助成金小ばなし

不正をやるとどうなるか?

不正に付いては、最近厳しくなった雇用調整助成金関連の不正対策措置も含め、本書にも書いてありますが、不正をしたらこうなる、ということを簡潔に記すと以下の通りです。

○ 原則、解雇の前後6カ月間は、助成金の申請・支給はできない。それで期限が過ぎてももちろんアウト。
○ 不支給の決定、または支給決定の取り消しをする。既に全額受けた後であっても、返還。
○ 不支給の決定、または支給決定の取り消しの日以降3年間、要件に該当しても助成金を支給しない。
○ 当局は本部や労働局にその決定について通知し、情報提供する。ブラックリストに載る。

最近は事業主や社労士の逮捕ということにもつながっているようです。当たり前ですが、当局は甘くありません。さらに不正が続くと、もっと不利益を被ることになるのです。それは…

○ 助成金そのものの廃止・減額・要件厳格化

助成金の廃止には、予算がなくなった、あるいは誰も申請しなくなった、というものがあるのですが、不正で一気に助成金が廃止に傾くということもありました。

助成金は真正に申告し、きちんと使いましょう。
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by sinrousya | 2011-06-07 14:45 | ★助成金小ばなし

2011年度、助成金3大トピック

今年度の助成金を理解する上で、横断的なトピックです。

1、事業仕分けによる助成金の整理

仕分けられたのは、ハコモノや事業が多いのですが、中にはおなじみの助成金の名前も散見されます。この年度替りに、だいたいその通りにやられているようです。

2、大震災における助成金特例

雇用調整助成金の特例から、被災者を雇用しようという事業主向けのものまであります。さらに津波などで会社の生産設備などが被害を受けた場合にも、助成金を超えたセーフティネットが設けられていることが特色です。

3、成長分野

これまでにも助成金に成長分野が設定されることはありましたが、今回はちょっと狭いようで、またこれまでメジャーに用いられてきた助成金にその網がかぶされたコトが特徴です。以下の助成金はこの成長分野でないと受けられないことになりました。

・既卒者育成支援奨励金      ・成長分野等人材育成支援事業奨励金
・中小企業基盤人材確保助成金  ・中小企業人材確保推進事業助成金

助成金は今年度以降、より効率のよさを求めて、大震災被災地も含めた「出し甲斐のある分野」に出していこうという傾向がますます強まるでしょう。
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by sinrousya | 2011-06-06 23:23 | ★助成金小ばなし