助成金”書籍”の意義

社労士の仕事の、一般的な分野で、各種法律や就業規則、さらに人事制度などは結構書籍があるのですが、雇用関係助成金は書籍がありませんね。その理由は以下の通りです。

・法改正が頻繁で、書籍にする意味がない。すぐ時代遅れになる。

書籍とは、読んで理解する道具の他に、本棚に積んでおいて、コトが起こっていざという時参照し、確認する情報のインデックスです。そこへ行くと、「助成金の“書”」とはナンセンスと言われるのです。新聞のような、冊子や雑誌の記事で良いではないか、ということです。

しかし、以下のような理由で、書籍としての存在価値もあるのです。

・雇用関係の助成金情報は、公的にはまとまっていない。「雇用の安定のために」ですら、委託の助成金はじめ、重要な助成金が抜けている。それを1つにまとめる効果。
・さらにそのまとまったものを、記載例を入れ、見て“効率よい”ものにする効果。
・助成金申請という仕事も、1つに効率よくまとまった分野の1つであるという
 ”象徴”にする効果。

それでも592ページになりましたが、書籍にするというのは、情報をまとめるだけではないのですね。それに一定の“思想”を与え、“見せる”ものなのです。それがあれば、助成金申請も立派な“仕事”として、またそれに必要な知識も、体系的な“学問”的なものとして、価値あるものに昇華できるのです。

本書の場合、コンサルの手法から入って、各助成金はどういう“実務”か、どういう要件か、その“思想”をくみ取っていただくための“書籍”といえますね。また本サイトで、法改正を網羅して追補を作り、少しでも陳腐化を防ぐ試みもしています。

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by sinrousya | 2015-08-18 06:00 | ★横断・小ばなし2015


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