助成金と残業代

雇用関係助成金には、要件としてハッキリとは書いてないものの、重要な要件も存在します。多くの雇用関係助成金の手続きでは、賃金台帳を出す必要がありますが、近年特に当局が神経質なのは、残業代の記載です。

労働局等が主催する説明会では、特に強調されるようになりました。その原因は政策でしょう。残業代ゼロ法案などと謳われた労働基準法の改正案が出てくるからです。それで過労死が増えた、などということになるとタイヘンですから、助成金の審査でも厳しく見ようというわけです。

見られる可能性のある点は以下の通りです。

・定額残業代なら、何時間分であることを雇用契約書等に記載。出勤簿(タイムカード)とも合うこと。
・長時間労働なのに、残業代どころか、最低賃金(東京では900円を超える)を割るような労働形態は直ちにアウト。

助成金の“要件中の要件”は、法令を守ることです。その法令の“遊び”もこと残業代については、年々狭くなっている感じがします。それはイイのですが深刻なのは、計画→実行→申請と順に重ねた苦労が水の泡になることです。

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by sinrousya | 2015-08-18 05:00 | ★横断・小ばなし2015


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