来年の助成金の動き

ひとことで言うと「雇用維持から労働移動へ」

全体はこの傾きで動いていくでしょう。

現在明らかなのは以下の通りです。

・トライアル雇用助成金の、ハロワ以外でもヒトが入って対象にできるようになる。
・被災者雇用開発助成金の改正。被災地求職者が原則対象でなくなる。
・労働移動支援助成金が、大企業でも使えるようになる。

それにあたって、助成金コンサルはどう変化するかというと・・・

・助成金の申請業務以外の、周辺業務が多くなる。それをしないと助成金が出ない可能性がある。

という感じになります。周辺業務で考えられるのは、今年もあった教育のカリキュラムの作り方など以外には、例えば以下のようなことです。

・ハロワ以外の“助成金的な”ヒトの雇い方のコンサル。
 ⇒ ハロワを代理できる職業紹介事業の立ち上げ、ジョブ・カードの使い方。
   商工会議所などの利用の進め方。

・労働移動に伴うヒトの移動の仕方のコンサル。 
 ⇒ リストラの方法、争議のまとめ方。期間契約、派遣契約、請負契約等
   のチェック。受入助成金の再度新設?による助成金の合わせ技。

これまでの助成金は、法の遵守は当り前という前提で出していましたが、周辺業務が多くなると、それをクリアできなくてヤバくなる局面が多くなることが考えられます。

何しろ雇用関係の助成金は、労働基準法を守らないと出ないのです。違法と認定されれば、たちまちこれまでの申請の苦労が水の泡になったり、ブラックリストに載ったりします。その危険性がますます増加する時代になるといえましょう。

労働移動に伴う、教育の助成金は、引き続きまた新設されるでしょう。助成金ではありませんが、雇用保険の教育訓練給付がさっそく額を上げるというコトになりました。

その上に周辺業務です。事業主の希望に合う助成金申請を心がけるには、ますます専門的な知識が必要です。本書ではそのきっかけになるような関連知識をなるべく集約してまとめました。
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by sinrousya | 2013-12-02 18:00 | ★助成金小ばなし2013


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