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助成金当たりの例

「当たりの例」とは、助成金を受けて会社がイイ方向に行った、という例です。

・社員をクビにしなくても良くなった

雇用調整助成金が一番の例でしょう。小生の周囲では、リーマン・ショック後1年で立ち直った会社が多いのです。その後大震災で再び使うことにした会社さんも、相談はありましたがそれほど深刻ではないようです。

落ちそうなときのセーフティ・ネット、さらに上がるべき時の起爆剤、という役割を果たせれば、助成金も持って瞑すべしでしょう。

・書類が整って、社員1人1人に目がいくようになった

助成金は小さい会社でも申請が可能です。しかし就業規則や労働者名簿、雇用契約書などを整える必要があるのです。

発展途上の会社では社員がとっかえひっかえという会社さんもありますが、そういう会社が「解雇すると助成金×」という決まりとも相まって、従業員との付き合い方をより強く考えるようになることになれば、いい効果です。

・社会保険の重要性、社員の福利に目がいくようになった

助成金を受けるには保険料をキッチリ払っている必要があります。助成金以外にも労災・雇用保険や健康保険の各種給付などに目が行くキッカケになります。社会保険では助成金はありませんが、社会保険料の節減から、健康保険組合への乗り換えに進むことが多いです。

年金事務所の旧政府管掌健保と比べ、健保組合は福利厚生が多いのです。健診を本気で全員に受けさせるのみならず、パートさんにも健診を受けさせて助成金をさらにもらうなど、良い連鎖が起これば言うことなしです。
by sinrousya | 2011-06-12 21:00 | ★助成金小ばなし