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助成金と労働基準法

雇用関係の助成金は、ヒトを雇用した ⇒ 助成金がもらえる、という単純な図式だけではありません。ハローワーク経由でも、その他の当局経由でも共通する要件があります。それは、

・労働基準法を守ること

です。例えば以下のようなことです。

・週40時間、1日8時間労働、休憩時間、休日付与を守ること
・残業代を払うこと
・労働契約の締結に際し、契約書を出すこと

これらのコトは、出勤簿や労働者名簿、雇用契約書などを添付書類と共に出すことと共通しています。正確な事実を記したものを出すのはいうまでもありません。

労働に関する基本中の基本のきまりだけに、当局の担当者は「労働基準法違反」には敏感です。どんな助成金もこの違反にはひとたまりもありません。違反すれば不支給になり、助成金が取り上げられ、以後受けられなくなったり、告発されたりします。

助成金がなぜあるかというと、当局の政策の推進のためです。正社員を増やしたい、失業者を減らしたい、育児休暇を安心して取れる企業を増やしたいなど、さまざまですが、その基礎には労働基準法があることを、助成金に取り組む際には銘記しましょう。
by sinrousya | 2011-06-11 06:46 | ★助成金小ばなし